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岡山県感染症情報メールマガジン(2018年 7月6日発行)

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岡山県感染症情報メールマガジン(2018年 7月6日発行)

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      岡山県感染症情報メールマガジン ( 2018年7月6日 )
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■標題
 感染症発生動向調査 週報の更新について
■概要
 感染症発生動向調査 2018年 第26週 週報を、ホームページに掲載しましたのでお知らせします。

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  岡山県感染症週報 第26週 
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◆2018年 第26週( 6 / 25 〜 7 / 1 )の感染症発生動向(届出数)
■全数把握感染症の発生状況
第24週 5類感染症 侵襲性肺炎球菌感染症 2名(60代 男 1名、70代 男 1名)
梅毒 2名(20代 男 1名、40代 男 1名)
第25週 2類感染症  結核 1名(70代 男)
4類感染症 レジオネラ症 2名(70代 男 2名)
5類感染症 ウイルス性肝炎 1名(10代 男)
急性脳炎 1名(乳児 男)
梅毒 2名(20代 女 2名)
百日咳 1名(小学生 男)
第26週 2類感染症  結核 10名(20代 男 2名、30代 男 1名、
70代 男 1名、80代 男 4名・女 1名、90代 女 1名)
3類感染症  腸管出血性大腸菌感染症 6名(O26:幼児 女 2名、中学生 男 1名、70代 男 1名、
O157:30代 女 1名、40代 女 1名)
    4類感染症  A型肝炎 1名(30代 男)
日本紅斑熱 1名(50代 女)
5類感染症 アメーバ赤痢 1名(60代 男)
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 1名(70代 女)
劇症型溶血性レンサ球菌感染症 2名(80代 女 2名)
侵襲性肺炎球菌感染症 1名(80代 男)
梅毒 2名(40代 男 2名)

■定点把握感染症の発生状況
患者報告医療機関数:インフルエンザ定点84、小児科定点54、眼科定点12、STD定点17、基幹定点5
○感染性胃腸炎は、県全体で421名(定点あたり8.28 → 7.80人)の報告があり、前週とほぼ同数でした。
○A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、県全体で88名(定点あたり1.98 → 1.63人)の報告があり、前週からわずかに減少しました。
【第27週 速報】
 ○腸管出血性大腸菌感染症 1名(O26: 50代 女)の発生がありました。(7月5日)
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1.腸管出血性大腸菌感染症は、第26週に6名の報告があり、2018年第26週まで(〜7 / 1)の累計報告数は19名となりました。
今後もこの傾向がつづく可能性があることから、岡山県は6月19日に「腸管出血性大腸菌感染症注意報」
を県下全域に発令し、注意喚起を図っています。
例年、同感染症は、6月中旬から8月にかけて発生が多くなります。
(詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『腸管出血性大腸菌感染症注意報 発令中!』をご覧ください。)
また、感染性胃腸炎は、県全体で421名(定点あたり 8.28 → 7.80人)の報告があり、前週とほぼ同数でした。
地域別では、美作地域(16.50人)、備前地域(9.00人)、岡山市(7.79人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
梅雨から夏にかけての高温多湿になる時期は、食中毒菌による感染性胃腸炎も増加します。
特にトイレの後や調理・食事の前には、石けんと流水でしっかりと手を洗うなど、感染予防と拡大防止に努めましょう。
感染予防の方法については、コラムをご覧ください。
2. 日本紅斑熱は、第26週までで4名の報告がありました。
この感染症は、病原体(日本紅斑熱リケッチア)を保有するマダニに咬まれることで感染します。
潜伏期間は2〜8日程度で、発熱・刺し口・発しんが3大特徴です。
作業やレジャーなどで野山や草むらに入るときは、肌の露出を少なくするなど、ダニに咬まれないように注意しましょう。
全国や岡山県の発生状況など詳しくは、「今週の注目感染症」をご覧ください。
3. 梅毒は、第26週までで85名の報告がありました。昨年の同時期(70名)に比べても多い報告数となっています。
また、年代別でも、昨年の同時期に比べて、10代が3名(男3名)→6名(男3名、女3名)、
20代が21名(男8名、女13名)→27名(男14名、女13名)、30代が21名(男20名、女1名)→20名(男14名、女6名)
となっており、10代と20代で増加がみられます。
 梅毒の詳細は、『日本の梅毒症例の動向について』(国立感染症研究所)および『ストップ!梅毒』(日本性感染症学会)をご覧ください。
4. 結核は、第26週に20代および30代の若年層も含め、10名の報告がありました。
2018年第26週まで(〜7 / 1)の累計報告数は165名となりました(昨年の同時期は195名)。
結核は、結核菌が体内に入ることにより起こる感染症です。
感染経路は主に空気(飛沫核)感染です。多くの場合、肺結核として発症し、咳、痰、微熱が典型的な症状です。
痰がからむ咳や、微熱・身体のだるさが2週間以上続く場合は、結核かもしれません。早めに医療機関を受診しましょう。
5. 百日咳は、第26週までで88名の報告がありました。特に3月の中旬以降、継続して多くの報告がみられています。
年代別では小学生(40名)、中学生(14名)が多いですが、20歳以上の大人でも、20名の報告がありました。
地域別では、備中地域(28名)、岡山市(26名)、倉敷市(23名)の順に報告数が多くなっています。
予防法は、予防接種とともに、感染者との接触を避けること、流行時のうがいや手洗い、手指の消毒などです。
また、感染時は、軽症でも菌の排出があるため『咳エチケット』を心がけ、感染拡大防止に努めましょう。
6. A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、県全体で88名(定点あたり1.98 → 1.63人)の報告があり、前週からわずかに減少しました。
地域別では、岡山市(2.36人)、倉敷市(2.18人)、真庭地域(2.00人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
この感染症は、就学前から学童期にかけての小児に多く、学校などで集団感染することもあります。
患者との濃厚接触を避け、手洗い・うがいを行うなど、感染予防に努めましょう。

◆◆ 今週の注目感染症 日本紅斑熱 ◆◆
日本紅斑熱は、リケッチアの一種、リケッチア・ジャポニカ(日本名 : 日本紅斑熱リケッチア)による熱性・発しん性の感染症です。
マダニ(ヤマアラシチマダニ、フタトゲチマダニ、ヤマトマダニなど)が媒介します。
夏から初冬にかけて多く発生しますが、真冬を除いてほぼ1年中感染する可能性があります。
近年、患者数は増加傾向にあり、2017年には全国で337名の患者が報告されています。
岡山県では、2009年10月に初めての患者が発生しました。例年3名程度の発生でしたが、昨年は7名に増加しました。
今年は7月1日までで4名の報告がありました。
症状は咬まれてから2〜8日後に、高熱と発しんで発症します。
発熱・マダニの刺し口・発しんが3大特徴であり、ほとんどの症例にみられます。
一般的に予後は良好ですが、適切な治療が行われなかった場合は重症化し、死に至ることもあります。
診断は臨床症状とともに末梢血中からのリケッチア遺伝子または抗体の検出で行われます。
治療はテトラサイクリン系抗菌剤が有効です。
マダニに咬まれないように予防することが極めて大切です。詳細はコラムをご参照ください。
早期診断、早期治療が重要です。もしもと思ったときには、すぐに医療機関を受診しましょう。

※その他のダニ媒介感染症については岡山県感染症情報センターのホームページをご覧ください。

◆◆ コラム 食中毒予防の3原則 ◆◆
 岡山県は食中毒注意報を発令中です!
例年、梅雨から夏にかけての高温多湿になる時期は、食中毒菌による感染性胃腸炎が増加します。
次の3原則を心がけ、予防に努めましょう。

☆「清潔」(菌をつけない)
・調理前、食事前、用便後には、石けんと流水で手をよく洗いましょう。
・まな板、ふきん等の調理器具は、十分に洗浄消毒を行いましょう。
☆「迅速・冷却」(菌を増やさない)
・生鮮食品、調理したものは、できるだけ早く食べましょう。
・生鮮食品や調理後の食品は、10℃以下で保存しましょう。
☆「加熱」(菌をやっつける)
・加熱して食べる食品は、中心部まで十分に火を通しましょう。
・特に、食肉等は中心部まで十分に火を通しましょう。
(食肉の生食は避けましょう。)

◆お知らせ◆
○日本紅斑熱(国立感染症研究所ホームページ)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/na/jsf.html
○リケッチアって知ってますか?(国立感染症研究所ホームページ)
http://www0.nih.go.jp/niid/Rickettsia/
○食中毒予防の3原則(岡山県生活衛生課)
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-101780.html
○家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/0903/h0331-1.html
○マダニ対策、今できること(国立感染症研究所ホームページ)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/2287-ent/3964-madanitaisaku.html
○IDWR 感染症発生動向調査 週報 2018年(国立感染症研究所ホームページ)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2018.html  

■「週報」 掲載ページ
http://www.pref.okayama.jp/page/99228.html      
■予防接種情報(岡山県感染症情報センター)
http://www.pref.okayama.jp/page/356399.html
岡山県健康推進課ホームページ
http://www.pref.okayama.jp/soshiki/36/
岡山県感染症情報センターホームページ
http://www.pref.okayama.jp/soshiki/309/


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発行:岡山県感染症情報センター(岡山県環境保健センター)
  
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送信日時 2018年07月06日 15時00分
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